今日も自由に生きていますか
今日は「話を聞ける」の最後です。
これまで何度か「Iメッセージ」についてお伝えしてきました。
最後はこの「Iメッセージ」で締めたいと思います。
不適切な育児や教育ではおよそ「YOUメッセージ」が用いられてきました。
それによって人は自分に能力がないと思い知ることとなり不自由な物事の捉え方に陥ってしまうのですが、それに対して「Iメッセージ」に囲まれて育った人はしっかりと自分の能力を捉えて自由に生きることができます。
「Iメッセージ」はすべての人に有効です。
不幸にもディスカレッジされた大人よりも、自由な子供の方が「Iメッセージ」を受け止める力は大きいものです。
認知症の方はどうでしょう?
認知症の方を語る際、認知症という括りで捉える人がとても多いのですが、その人がどの程度ディスカレッジされてきたかによって様々な行動様式を採用するので、単純な話ではありません。
非常にディスカレッジされてきた人には「Iメッセージ」もなかなか届きにくいのですので、そのような人が認知症なったとしても同様となります。
それでも「YOUメッセージ」よりも「Iメッセージ」の方が有効なのは言うまでもありません。
非常にディスカレッジされてきた人がいかにして勇気づけられるか。
これは本人に与えられた課題ではありますが、周囲の人にもできることがあるということです。
自分の考えを相手に伝えたいのであれば、「YOUメッセージ」ではなく「Iメッセージ」を使いましょう。
「ダメ」
とか
「でもね」
などという言葉は「YOUメッセージ」につながっていきます。
自分の気持ちを伝えることを大事にしたいと思います。
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Iメッセージは意識しなければなかなか使えないものです。ついついYOUメッセージを使ってしまうので、強い意識が必要ですね。